オーストラリア大学院留学を選んだ理由とは?他国との比較や決め手を紹介

大学院留学、どの国を選ぶ? 留学準備

学びたい分野は決まった。でも、どこで学ぶか迷った

私が大学院で学びたいと考えたのは「サステナビリティ」分野でした。

環境問題への関心や、仕事を通じて見えてきた社会課題がその背景にあります。(※詳しくは、第1回第2回のブログをご覧ください)

学びたい分野を定めつつ、「どこで学ぶか」を考え始めました。
留学先の国や大学をどう選ぶかという、新たな壁にぶつかりました。

当初はカナダでのco-op留学を検討していたのですが、進学を大学院に決めたことで選択肢が一気に広がり、各国の教育制度・入学条件・学費・生活環境などを比較しながら検討することに。

私の場合は、次のようなステップで絞り込みました

  1. 自分に合った条件から留学先の国を選ぶ
  2. 興味のある専攻や大学のプログラムを比較する

今回の記事では、1の「自分に合った条件から留学先の国を選ぶ」についてお伝えしていきます!

 \ 今回の記事でわかること /

  • 私の経験を踏まえた留学先選びのヒント
  • 英語圏の留学先の特徴
  • オーストラリア大学院の特徴

留学先はなぜ英語圏?その理由

私はもともと英語が好きで、長年英語学習を続けてきました。そのため、授業が英語で行われる「英語圏」での留学が自然な選択でした。

また、インターンやアルバイトも経験したかったため、日常生活や就職活動でも語学的なハードルが少ない英語圏の方が現実的だったのです。

実は、英語圏以外の選択肢(オランダや北欧など)も検討していました。サステナビリティ分野では先進的な取り組みが多く、英語で授業を行う大学も存在します。

しかし、出願にあたって現地語の習得が必要になる場合があり、現地での就職や生活を考えるとネックに。

趣味や仕事の影響でスペイン語圏にも憧れはありましたが、スペイン語はまだ初心者レベル。今回は見送り、引き続き趣味として学んでいくことにしました。

英語圏の中でオーストラリアを選んだ理由

私が最も重視したのは、「自分の学歴・職歴で進学できるかどうか」でした。

  • 学士号は国際社会学(Bachelor of Arts – Language and Area Studies)
  • 職歴は、銀行勤務2年 → 飲食・小売業6年
  • サステナビリティ分野との直接的な関連が少ない

このようなバックグラウンドのため、多くの大学院で求められる「関連分野の学士号や職歴」といった条件を満たせず、選択肢が限られました。

そんな中、オーストラリアの大学院は、異分野からの進学に寛容で、基礎科目から学べる柔軟なカリキュラムがあることを知りました。

他の国との比較も以下のように行いました:

国名 印象・検討ポイント
カナダ co-op留学の延長で検討。研究寄りの大学が多く、GPAなどの条件が厳しめで自分には少しハードルが高いと感じました。
アメリカ 実践的な授業が多く魅力的。ビザ取得や移民制度への不安が残る。
イギリス 1年で修士取得できる。私のように学歴が異分野だとPre-Master’s Courseが必要。長期休暇が少なくインターンなどに不安。
オーストラリア 2年間と長くなるけれど、異分野からの進学が可能。実践的な授業が豊富で、インターン・修士論文の有無など選択肢が多い。

オーストラリアの大学院はどんな特徴がある?

オーストラリアの大学院を検討している人向けに、ざっくりと特徴をご紹介します。

実践型の「Coursework」プログラムが多い

キャリアチェンジや専門スキルの習得を目的とした学生に向いています。
研究志向の人には「Research」コースも選べますが、私は就職も視野に入れてCoursework型を選びました。

出願手続きが比較的シンプル

多くの場合は以下の2点で出願が可能です。

  • 最終学歴の成績証明(GPA)
  • 英語力の証明(IELTSやTOEFL)

アメリカやイギリスでは一般的な「推薦状」や「エッセイ」が不要なケースが多く、心理的ハードルが低く感じました。

条件次第で修了期間の短縮も可能

基本は2年間のプログラムですが、学歴や職歴に関連性がある場合、単位免除により1年や1年半で修了することも可能です。

期間が短縮できれば、その分の学費や滞在費を抑えられるので、費用面の負担軽減にもつながります。

留学先選びで悩んでいるあなたへ

留学と一言でいっても、「どこの国で、どんな専攻を学ぶか」によって環境は大きく変わります。

特に大学院進学では、国ごとに入学条件や学びのスタイルが異なるため、自分の希望や経験に合った国を選ぶことが非常に重要です。

私は、

  • 学歴や職歴が希望分野と一致していなくても、受け入れてくれる制度があるか?
  • インターンや実践的な学びが可能か?
  • 自分の学び方やライフスタイルに合っているか?

という観点でオーストラリアを選びました。

今、進学や留学を検討している方へ。
「なんとなく気になる」「興味はあるけど、自信がない」という段階でも大丈夫です。

あなたの経験や想いを活かせる国・大学は、きっとあります。情報を集めて、自分に合った環境を見つけてみてください。

私の体験が、そのヒントになれば嬉しいです!

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